第255回定例会 伊坂さん「素晴らしきボクシングの世界」

"全員での記念撮影" title="全員での記念撮影" > まずは、明治維新150周年ということで、ここのところ鹿児島から講演依頼の続いている松前会長よりご挨拶いただき、鹿児島の盛り上がり振りをご披露いただきました。 そして、昨年5月「競輪の魅力」の演題で講演いただいた伊坂仁志さんに、スポーツ講演第二弾として、「素晴らしきボクシングの世界」と題した講演会に入りました。 伊坂さんの講演会の内容をかいつまんで書くと以下のようになるかと思います。「ボクシングのルーツは紀元前4,000年のエジプトの時代まで遡ることができ、素手で殴り合う、というごく自然で単純な形だけに歴史は長い。1867年に現代的なルールが成立し、現代に至っている。わが国でのボクシングの始まりは、1854年のペリー来航時に彼の部下の水兵と大関・小柳常吉が戦った時で明治維新より以前のこと。ボクシング選手はメキシコとアメリカには3,000人以上いて、日本は1,400名で第3位。最近のボクシング人気は凋落気味で、ファイトマネーも少なく、世界チャンピオンになって初めてプロボクシング一本で生活できるくらいに厳しい。ただし、ラスベカスでは1試合の選手のファイトマネーが240億円を超えたことがある。ボクシングには減量がつきもので、最後の最後は献血して血を抜くこともある。逆に、試合前日に行われる検量後には、一気に食べ飲んで6~10キロもアップさせてパンチ力をパワーアップする。プロボクサーは厳しい練習を積んでおり、また動体視力に優れたものを持っているので、どんなにケンカの強い人が本気でプロボクサーにかかっていっても上手くかわされて絶対に当たらない。具志堅用高は一見パンチドランカーのようだが、そうではなく、あれは天性のもので、ジム維持のためにテレビに出ているようなもの」というような非常に興味深い講演でした。 講演会後、持参された8オンス( 226グラム )グローブを使って、希望者がパンチを繰り出し、トレーナー役の伊坂さんがパンチを専用具で受けるという余興もありました。 これには多くの方が挑戦し、やはりボクシングは人の持つ闘争本能を強く刺激するものだと思った次第です。 恒例の近況報告では、柴田初代会長が、昨年12月に引き続いて再度「福田侠平遺髪墓移転案」について説明されました。次回は3月12日月曜日、大内地域交流センターで、伊嶋正之さんによる「蕎麦打ちデモンストレーションと蕎麦試食会」が開催されます。 どうぞ、次回も奮ってご参加下さい。ただし、いつもと異なる開催日、開催場所にはくれぐれもご注意下さい。                                (Web担当・古谷眞之助 記 )