第230回例会 2016.1.19

今回は、バッハ研究家にしてイコール式音楽研究所代表の橋本絹代さんを講師にお迎えし、おそらく倶楽部始まって以来、初めての音楽に関するご講演をいただきました。題して「楽しいバッハ」。中学生の頃に音楽教室に飾られていた大バッハの偉大さについて、そしてまた、どこかで聞いたことのあるバッハの有名な旋律をパソコンで流しながら、その曲が如何に緻密に構成されているかを解説いただきました。さらには、楽譜を左から弾いても、右から弾いても、はたまたひっくり返して繋いで弾いても、素晴らしい旋律になっている、との説明には誰もが吃驚しました。橋本さんによれば「バッハの音楽は知性と霊性を両立させる音楽であり、まさに宇宙の自然法である」とのこと。今後はBGMで流れてくるバッハにも、もっと心して耳を傾けねばならないと思った次第です。特に今回は、橋本さんの座禅のお仲間にもご出席いただき、出席者が30名を越す大盛況であったことも付記しておきます。【古谷眞之助 記】