第262回定例会 講演会「新山口北地区拠点施設整備事業について」2018.9.11

現在注目を浴びている新山口駅北口の開発計画について、山口市都市整備部新山口駅拠点施設整備推進室の萩野さんと横田さんに詳しく解説していただきました。目指すところは新幹線駅の強みを生かした「山口一のビジネス街」の構築にあるとのこと。この企画を請け負ったのは東京の森ビル都市計画グループで、全体施設の運営管理者も同社が行うとのことです。説明は企画会社にありがちな横文字・カタカナが多用されて、一部意味不明の点もありましたが、およその内容は把握できたと思います。個人的感想を述べるならば、東京での都市開発のコンセプトをそのまま山口に持ってきた感はぬぐえず、地方都市である山口らしさが前面に出ていないこと、少し泥臭いくらいの親近感があまり感じられないこと等が気がかりでした。同様のご意見は他の会員からも出されました。 周辺の関連事業費も加えると総額400億円規模の壮大な事業ですが、約95パーセントは実質的に国が負担するとのことで、山口市自体の負担は約5パーセントに過ぎないと聞いて安心しました。他に例を見ない新しいコンセプトの都市開発とのことですから、長期的な視野視点で見つめる必要があろうかと思います。決め手は如何に上手く南の商業地区との融合を行うか、そして市民をどのようにしてここに集めるかではないかとも思いました。いわばハードよりもソフト面での新たな企画が必要とされるようにも思った次第です。山口市民の一人として今後の開発推移には注目したいと思っています。なお、講演いただいたお二人はまだまだ仕事が残っている為ここまでで退席される由で、本日は懇親会に入る前に全員の記念撮影を行いました。 引き続いて、まずは会長の挨拶に続いて、嘉瀬さんの力強い乾杯の音頭で懇親会に入りました。 懇親会では松前会長より、元号についての豆知識、9/8が何の日か、そして10/14日曜日10時から、大内地域交流センターで松前会長による講演会開催の案内、近藤幹事よりは福田侠平遺髪墓など整備事業に関する寄付のお願いがありました。そして羽山さんからは、いよいよ米寿を迎え、市から表彰されたことの披露があり、古谷( ふるや )さんからも同様のお話がありました。古谷よりは9/27にカルチャーどうもんで開講する「山口県の航空史」の宣伝をさせていただき、新著「山口グライダー物語」の即売会も行って3名の方にお買い上げいただきました。ありがとうございました。次回10月9日は会場が翠山荘に変更になりますのでご注意下さい。来月も振ってのご参加をお待ちしています。( 広報担当・古谷 )