2018.6.12 第259回定例会 講話「セピア色の街 スポレート」

 冒頭、会長のご挨拶に続いて、入江市議がこの度市議会副議長に就任されたことがご披露されました。さて、今回は山口在住の画家、ロベルト・ピビリさんとイタリア料理研究家の粉川妙さんの講演会でした。ご夫婦のお二人は一ノ坂川近くにお住まいで、ピビリさんは日伊協会YOVe'ST山口の理事長、粉川さんは山口市の地域おこし協力隊員も務めておられます。演題は「セピア色の街スポレート」で、まずは粉川さんがスポレートの街について概説から始められました。  スポレートは、イタリア中央部のウンブリア州にある中世の名残を残す街、ローマからリミニに伸びるフラミニア街道が通っており、かのハンニバルも攻めてきたという緑あふれる街との紹介がありました。小高い丘の上にある街ですが、これは外敵からの防衛を考えてのことだそうです。  続いてピビリさんが、フェルディナンド( 父も写真家 )が50年前に撮影したモノクロ写真を使って街を解説されました。ノグチ・イサムの作品、TrattoriaやBarに集まる陽気な人々、職人たちの日常、周辺の農村( スポレートのオリーブオイルはとくに有名 )など、飾らない、ごく自然な感じの街の風景が映し出されましたし、ピビリさんのお母さんの少女時代の写真( すごく可愛い )も出てきました。もちろん、ピビリさんのイタリア語は粉川さんん゛通訳されました。  そして最後に、粉川さんがイタリア料理について説明されました。イタリアの食文化については、朝食は軽く、甘いものを10時頃に、昼食はさまざまなバリエーションのあるパスタが中心で、午後2時半頃に取るのが普通、そのためか夜は午後8時以降にとって、週末ともなると午前2時頃まで、ワインを飲みながら延々とおしゃべりが続くのだとか。なかなか興味深いお話でした。  そして何と!本日は彼女お手製の大麦料理、鶏レバーを使用したパテ、ズッキーニ入りのフリッタータが特別にテーブルに並びました。また、今日は寿の木村ソムリエのご配慮でウンブリア州産ワインが用意されました。粉川さんの料理研究もテーマであり、いつも以上に豪華な食事に大満足でした。今月21日には寿で超お得なワイン会があるそうです。私は他とバッティングで参加できませんが、イタリア料理、ワインを堪能したい方は是非どうぞ。  さて、早いもので来月は総会です。多くの皆さんのご出席をお願い致します。 ( Web 担当・古谷 より連絡です。会員の方で、昨年大内倶楽部の費用で発刊した20周年記念出版物「福田侠平」をまだ受け取られておられない方、古谷までご連絡下さい。昨日お二人にお渡ししました )