第252回定例会 福田侠平150回忌慰霊祭  2017.11.12

今年、ついに福田侠平の150回忌を迎えるに至りました。福岡から福田理ご夫妻、ご姉弟と、可愛いお孫さんも加わっていただき、見事な秋晴れの下、市原ご住職の読経により、いつもより盛大にお祭をすることができました。まずは神式のお祭を行い、会長より簡単な侠平の解説があり、かつご住職より、150回忌の慰霊祭を行えることは、正に侠平の人徳の賜物だろうとのお話もあり、列席の一同は改めて侠平に思いを致した次第です。続いていつものように場所を妙見社に移して仏式にて供養祭を行いました。今回も山口新聞の畑谷記者に取材してもいただきました。 11時半過ぎには無事慰霊祭を終え、興隆寺にて恒例の直会を執り行いました。この時より柴田初代会長にも加わっていただき、会は一気に盛り上がりました。また、会長より、改めて侠平の偉業をたたえるコメントがあり、西村会員よりは「福田侠平に関する著作」の進捗状況の説明と「慶応3年10月の福田侠平」の動きに関して詳しい解説があり、はたまた、奇兵隊決起時の福田侠平のイラストも福田理さんにプレゼントされました。また会からは小冊子「福田侠平」5冊もプレゼントされました。そして、初代会長柴田先生からは、侠平の遺髪墓の発見経緯に関する小論が配布され、かつ、侠平の墓の隣地を活用して墓の整備を行おうという提案もなされました。 この提案内容というのは、大内倶楽部だけでなく、広く有志を募って浄財を集め、隣地を取り込んで、隣の墓と異常に接近して立つ侠平の遺髪墓を、大変な偉業を成し遂げた侠平に相応しい墓にしようというもので、業者見積も示されました。もちろん、これには倶楽部会員の同意もさることながら、福田理氏および福田理氏の従兄に当たられる直系のご承諾、さらには山口市の関係部署にも同意を得ておく必要もあるとの意見も出されました。来年は福田侠平没後150年に当たりますから、大内倶楽部としても、今後、じっくり検討を加えて前向きに対処して行くべき重要な課題と思います。 会の締めとして、福田理氏より、長年福田侠平の慰霊祭を続けてきた大内倶楽部に対して改めてお礼の言葉をいただきました。蛇足ながら直会では、恒例の古谷会員の燻製、そして今回は西村会員の特製アップルパイの差し入れもあって大いに盛り上がった次第です。 来年の没後150年では、さらに多くの会員にお集まりいただき、侠平の偉業をともに讃えたいと願っています。お集まりいただいた皆さん、ありがとうございました。なお、来月は忘年会を兼ねた定例会となります。多くの皆様のご参加をお待ちしています。( web担当 古谷眞之助 記 )